2022年3月25日

ウクライナに捧ぐ

ウクライナのひまわり畑が印象的なイタリア映画「ひまわり」(1970)が新宿武蔵野館にて1週間限定で公開されている。第二次世界大戦をきっかけに引き裂かれた男女の悲愛を描いた物語で、イタリアを代表する俳優ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニが共演した映画だ。


細かいディテールがおろそかなのはご愛嬌として、戦時下のイタリアとソ連が舞台なので、今見る価値は充分にある。かつて日本でも人気を博した恋愛映画だが、その実は反戦映画そのもの。理由のいかんを問わず、戦争は必ず人を不幸にするのだ。 ひまわりはウクライナの国花。ロシアによる侵攻が続く今、ひまわりを捧げて抗議する人の姿が世界各地で見られる。ウクライナに平和を!

2022年3月18日

のび太の宇宙小戦争2021


コロナ禍で公開が一年延期されていたドラえもんの新作映画「のび太の宇宙小戦争2021」。注目すべきは映画の設定がロシアによるウクライナ侵攻に重なっているという点。あまりの偶然に驚かされる。ストレートなメッセージが胸に刺さってくる秀作だ。

1985年版のリメイクだが、 前作の記憶が定かでなく、新鮮な感覚で見られた。ストーリーは明解で分かりやすく、服部隆之さん作曲の劇伴が作品にとてもマッチしている。主題歌は髭男。

2022年3月10日

東京大空襲

昭和20年(1945年)3月10日は東京大空襲のあった日。東京の下町はアメリカ軍の焼夷弾(しょういだん)による大規模空爆を受け、10万を超える人々が犠牲となった。東京は1944年11月から翌年5月までの間にのべ106回の空襲を受けたが、「東京大空襲」とは最も犠牲者の多かった3月10日の空襲を指す。


焦土と化した東京市本所区(現在の墨田区両国付近)

戦時下とは言え、これだけ非人道的な殺りくを繰り返した敵方には計り知れないほどの憎悪を禁じ得ないが、1951年、日本政府は「サンフランシスコ平和条約」により賠償請求権を全て放棄することとなった。

こうした数々の空襲は軍事施設のみならず、市街地も標的とされていることから、無差別爆撃と言わざるを得ず、戦争犯罪ではないのかとの声は根強い。しかし、むやみに過去を糾弾することなく、過去の事実をしっかりと受け止め、多くの犠牲を無駄にしてはならないという強い信念を持って行動したからこそ、日本の繁栄がもたらされたことも事実。我々はその道程を心に刻み、次の世代へと伝えていかなくてはならない。


※使用している画像について
画像はフリー百科事典「ウィキペディア」に掲載されている東京大空襲のページより引用致しました。すでに著作権の保護期間が終了しており、出典を明示した上での使用は差し支えないとのことです。

2022年3月4日

三浦半島の河津桜


母と弟との3人会で三浦をぶらり。コロナ禍で三浦海岸桜まつりは中止となったが、河津桜たちは今を盛りに咲き競う。