月に2~3度、仕事で河口湖へ出向いているのだが、時間がある時は隣接する富士吉田市内で買い物をする。観光地であることに加え、周辺居住人口が10万人規模のエリアとあって、家電量販店やホームセンター、スーパー、ファミレスなど、ないものはないと言っていいほど多くの店が点在。東京で揃うものはほぼ手に入るという便利さだ。
しかし、それよりもっと素晴らしいのは、市内のどこからも「富士山」が臨めるということ。写真ではうまく表現されていないが、あたかも富士山が目の前に迫ってくるような距離感なのだ。大きな手のひらで守ってもらっているかのような安心感すら覚えるから不思議である。観光客にとっての「富士山」はありがたい(?)日本の象徴なのだろうが、地元の人たちにとっての「富士山」は当たり前のようにそこにある「日常」なのだ。富士山にももうすぐ春が訪れる。