2018年2月22日

猫の日だけじゃない

2月22日は数字の語呂合わせ(ニャン、ニャン、ニャン)から「猫の日」とされている。猫好きの文化人・学者などで構成された「猫の日実行委員会」が一般社団法人「ペットフード協会」と協力し、1987年に制定した。猫は干支に入れてもらえなかったかわいそう(?)な動物。記念日くらい設けてやってもいいのかもしれない。


そして、今日はニュージーランドの地震から7年目にあたる日。日本人28人を含む185人が死亡した。私も10年ほど前にクライストチャーチを訪れたことがあるのだが、街並みが絵画のように美しかったのを覚えている。写真は崩壊前のクライストチャーチ大聖堂。莫大な修復費がかかるとのことで、残念ながら解体されるに至った。


翌月に起きた東日本大震災の被害があまりにも大きかったので、ニュージーランドの地震の話題は日本ではあまり報道されなくなってしまったが、決して忘れてはならない災害の一つ。ちなみに、大聖堂のほど近くに2013年8月、紙管を使った仮設の聖堂がお目見えした。設計を担当したのは日本人建築家の坂茂(ばんしげる)さんである。

そして、忘れてはならないのが島根県が独自に制定している「竹島の日」。島根県の公式サイトでは詳細に「竹島」を取り上げ、断固たる主張を貫いている。映像は2013年秋に公開された、外務省が初めて制作した竹島の広報ムービー。


韓国側の暴挙は言わずもがな、事態を見過ごしてきた歴代政権のだらしなさに糾弾の矛先が向かっていることも承知の事実。「北方領土」と「尖閣諸島」の問題を含め、日本政府には今こそ毅然とした態度を取ってもらいたいものだ。

ちなみに、次にご覧頂く動画は韓国の外交部(外務省)が制作した広報ムービーの日本語版。韓国人は幼少の頃から「独島(ドクト)教育」を徹底的に受けて育つため、この小さな島が民族意識の象徴になってしまうほど思い入れが強い。無論、この主張は客観的歴史研究において愚説と言わざるを得ず、どこか恨み節(感情論)が先立っている印象だ。



ただ、この問題で最もとがめられるべきは「無関心」でいることなのだと私は考えている。そもそものPR不足や根本的な教育に問題があると言ってしまえばそれまでなのだが、それならそれで自力で知識を得た上で考えを持てばいいのだ。無知である自分を放置していること(=無関心)こそ、最も恥ずべき行為。思想の左右など問うている場合ではない。

※YouTubeの映像に関して
映像は権利者サイドが無償で公開しているものですが、ダウンロードする行為は「違法」となりますのでご注意下さい。当ブログではYouTube映像を「共有」させて頂く形でご紹介しています。視聴すること自体に何ら問題はありません。

2018年2月16日

西郷(せご)どん

今年のNHK大河ドラマは幕末維新の立役者、西郷隆盛を描いた「西郷(せご)どん」。隆盛を演じるのは俳優の鈴木亮平くん。脇を固める出演者も豪華で、難解な薩摩ことばの響きも相まって、維新の息吹がたっぷり感じられる作品だ。



映像は公式オープニング映像。鹿児島の様々な自然を捉えた映像は実に美しく見応えがある。個人的には中盤以降に入ってくる奄美調の女性コーラスがお気に入り。なお、視聴は画面をクリックした後、公式YouTubeへ飛んでからご覧頂く形となるのでご容赦を。

2018年2月9日

建国記念の日

2月11日は「建国記念の日」。神話を記した日本書紀に登場する初代天皇「神武天皇」が即位した日を建国日と定めたものである。戦前は「紀元節(きげんせつ)」として祝っていたが、戦後GHQが行った国家神道の解体政策「神道指令」によって祝日から削除された。


戦後、反対派も多く存在する中で紀元節を復活させようという動きが年々高まりを見せ、昭和42年(1967年)に復活。呼称は戦前の「紀元節」ではなく、「建国記念の日」となって再び祝日の仲間入りを果たした。

西暦に置き換えると、神武天皇の即位は紀元前660年。神話の登場人物に由来していることに多少の違和感はあるかもしれないが、日本人の根底に神話が厳然と横たわっていることを考えれば、それはそれで「あり寄りのあり(笑)」だと私は思っている。いずれにせよ、由来についてはしっかりと知っておきたい。

2018年2月2日

まずは河津桜

三浦半島でも「河津桜(カワヅザクラ)」が花を咲かせ始めている。河津桜は1月の下旬~2月にかけて開花する早咲きの桜。オオシマザクラとカンヒザクラの自然交配種で、花はソメイヨシノよりも桃色が濃い。


1955年(昭和30年)に飯田勝美という人物が静岡県河津町(かわづちょう)で原木を偶然発見したことが由来。三浦の河津桜は「三浦海岸まちなみ事業協議会」が街のシンボルになるようにと静岡県河津町から譲り受けた苗木を2000年から植え始め、約1千本の河津桜をここまで成長させてきたもの。恒例の「三浦海岸桜まつり」は今月5日からだ。