ウクライナのひまわり畑が印象的なイタリア映画「ひまわり」(1970)が新宿武蔵野館にて1週間限定で公開されている。第二次世界大戦をきっかけに引き裂かれた男女の悲愛を描いた物語で、イタリアを代表する俳優ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニが共演した映画だ。
細かいディテールがおろそかなのはご愛嬌として、戦時下のイタリアとソ連が舞台なので、今見る価値は充分にある。かつて日本でも人気を博した恋愛映画だが、その実は反戦映画そのもの。理由のいかんを問わず、戦争は必ず人を不幸にするのだ。
ひまわりはウクライナの国花。ロシアによる侵攻が続く今、ひまわりを捧げて抗議する人の姿が世界各地で見られる。ウクライナに平和を!