2012年8月22日

「ラ・マンチャの男」1201回目

21日、帝国劇場で上演されている松本幸四郎さん主演のミュージカル「ラ・マンチャの男」を拝見した。同じ俳優が主演する国内のミュージカルとしては最も多い上演回数1200回目を達成。しかも達成した19日は幸四郎さんの70才の誕生日だったという。私が伺ったこの日は1201回目。上演後は観客総立ちでその業績を祝った。


 「ラ・マンチャの男」は、小説「ドン・キホーテ」を基にしたミュージカルで、幸四郎さんが26歳だった1969年(昭和44年)の初演からずっと主演を務めている。主演が同じ俳優によるミュージカルとしては、3年前に亡くなった森繁久彌さんの「屋根の上のヴァイオリン弾き」の900回を上回り最も多い記録を更新。

ちなみに舞台作品での上演記録は、森 光子さんが1961年(昭和36年)から2009年まで上演した「放浪記」の2017回が最多。いずれにせよ、これぞプロフェッショナルと言える偉業には違いない。