レジで自分の前に並んでいた御老人が財布から聖徳太子の壱万円を…。店員さんが戸惑っているすきに(笑)、その方にお願いして撮影させてもらった。 急いで撮影したせいで、ピントがぶれてしまったのが少々残念である。
この旧壱万円札は昭和33(1958)年に登場し、昭和59(1984)年に福沢諭吉の新札が出るまでの長きにわたり使われていた紙幣。今の紙幣よりワンサイズ大きく色が濃い。当時の物価からすると、かなりの高額紙幣だった訳で、子供であった我々が滅多に触れられなかったのもうなづける。それにしても何とも威厳漂うデザインだ。