CDやダウンロードを合わせた音楽ソフトの売上高で、日本が初めてアメリカを抜き、世界一となった。国際レコード産業連盟が発表した2012年の世界音楽産業統計によると、日本の音楽ソフトの売上高は約43億ドル(約4200億円)で、約41億ドルのアメリカを上回った。日米逆転は1973年の統計開始以来初めて。
映画やCMでの使用料など、音楽ソフト以外の売り上げも含めた全体の市場規模ではアメリカが引き続いて世界トップ。また、アメリカやイギリスなど上位5カ国に入った日本以外の国の売り上げがいずれも縮小したのに対し、日本だけが前年比4%増で、4年ぶりに拡大に転じたという。CDが売れなくなったとは言われるが、日本にはまだお金を出して音楽を聞くというまっとうな習慣が根付いているようだ。