2014年2月28日

さくら公演2014

講師としてお世話になっている「アミューズメントメディア総合学院」で、1年生の集大成となる『さくら公演』が始まった。各クラスが2班に分かれて、短めの舞台作品を実際に観客の前で演じる。彼らにとっては初めての経験だ。


監修にプロの講師は付くが、脚本から演出、照明、音響に至るまで全て自分たちで行う。45分と短い時間ではあるが、エンタテインメント作品がいかに多くの人達が関わって完成していくのかを身を持って体感できる充実のカリキュラムだ。公演は今日が初日。土日は休みで、千秋楽は5日(水)となる。

2014年2月26日

叶神社(かのうじんじゃ)

横須賀市の浦賀地区に「叶神社」という何とも縁起のいい名の神社がある。しかも、この神社は港の両岸に向かい合う形で2つ存在しているのだ。地元では西岸の神社を「西叶神社」、東岸の神社を「東叶神社」と呼んでいる。御祭神はどちらも第15代応神天皇の譽田別尊(ほむたわけのみこと)で、源氏再興を願って平安時代の末期に建てられたという。写真は西浦賀一丁目にある「西叶神社」。


二つの叶神社をつないでいるのが「浦賀の渡し」である。江戸時代から運行されていた渡し船を1878年(明治11年)、東西の浦賀の町内会の連合会が共同で運営しはじめた。その後、三浦郡浦賀町が地方自治体として船の運行を引き継ぎ、1943年(昭和18年)に浦賀町が横須賀市に編入されてからは横須賀市が民間業者に委託し運営している。


「浦賀の渡し」はポンポン船の愛称で親しまれ、港に隔てられた浦賀の町を行き来する人にとっては大切な交通手段。時刻表は無く、渡船が対岸にいるときは呼び出しボタンを押すと来てくれる。料金は大人150円、子供50円、自転車・ベビーカー・ペットなどは別途50円となっている。

渡し船を降りて徒歩5分ほど、東浦賀二丁目にあるのが「東叶神社」だ。それぞれの神社で御守りを授かるのもいいが、「対」になっているからこそのご利益もある。西叶神社の勾玉を東叶神社のお守り袋に納めた御守りは、合格祈願のみならず、恋愛をはじめとした様々な縁結びを願う人達にも評判なのだとか。


昨年放映されたTVアニメ「たまゆら ~もあぐれっしぶ~」の中でこの2つの神社と浦賀の渡しが取り上げられたことで、ファンによる「聖地巡礼」が盛んになっているのだとか。渡し船乗場には同作のポスターが掲示され、神社にはファンによる絵馬が多く奉納されている。いずれにせよ、「叶」という縁起のいい名を持つ神社は日本広しと言えども浦賀にしかない。皆さんも散策がてら訪れてみてはいかがだろう。

2014年2月24日

34年の時を経て

ソチオリンピックの閉会式で熱戦に終わりを告げたのは、大会マスコットの「ホッキョクグマ」だった。このホッキョクグマは1980年のモスクワオリンピックのマスコットであったクマの「ミーシャ」の孫なのだという。スクリーンにモスクワ五輪の閉会式でミーシャの人形が空に飛び立つ光景が映し出されると、寂しげな表情を見せたホッキョクグマが目の前の炎を吹き消す。直後、左目から青色の涙が一粒…。


東西冷戦下、ソ連のアフガニスタン侵攻に抗議するアメリカや日本など西側諸国がボイコットしたモスクワ五輪の閉会式では、観客席に人文字で描かれたミーシャが涙を流すという演出が話題を呼んだ。

34年の時を経て、ロシアで2度目の開催となったソチオリンピックは心配されたテロなどもなく、穏やかに終幕を迎えた。ホッキョクグマが流した涙は、閉幕の寂しさを表した涙であると同時に、無事大会を終えられたという安堵の涙だったのかもしれない。さようなら、ソチ!そして、ありがとう!次回の冬季五輪は韓国の「平昌(ピョンチャン)」で開催される。

2014年2月22日

今日は何の日?

去年と同じ内容の記事となるが、今日2月22日は「ニャン、ニャン、ニャン」という数字の語呂合わせで『猫の日』とされている。猫は干支に入れなかったかわいそう(?)な動物。せめて記念日くらい設けてやってもいいのかもしれない。


そして、今日はニュージーランドの地震からちょうど3年目にあたる日。この地震では日本人28人を含む185人が死亡。私も数年前にクライストチャーチを訪れたことがあるのだが、街並みが絵画のように美しかったのを覚えている。写真は崩壊前のクライストチャーチ大聖堂。莫大な修復費がかかるとのことで、残念ながら解体が決定した。

翌月に起きた東日本大震災の被害があまりにも大きかったので、ニュージーランドの地震の話題は日本ではあまり報道されなくなってしまったが、決して忘れてはならない災害の一つである。


ちなみに、大聖堂のほど近くに去年8月、紙管を使った仮設の聖堂がお目見えした。設計を担当したのは日本人建築家の坂茂(ばんしげる)さんで、少なくとも10年間はこの紙の聖堂が使用されるのだという。

さらに日本人として忘れてはならないのが、島根県が独自に制定している「竹島の日」。島根県の公式サイトではかなり細かく「竹島」を取り上げ、断固たる主張を貫いている。国際的な見地から見て、誰がどう考えても「竹島」は日本固有の領土であり、韓国が不法占拠し続けているのは明らか。日本国民として、そこは絶対に譲るわけにはいかない。


とは言え、何も出来ず見過ごしてきたここ数十年の政権のだらしなさに糾弾の矛先が向かっていることも承知の事実。北方領土、尖閣諸島の問題も含め、日本政府には今こそしっかりとした態度を取ってもらいたいと切に願うばかりだ。

ただ、最もとがめられるべきはこうした問題に無関心でいる国民一人一人であろう。確かにそもそものPR不足や根本的な教育に問題があると言ってしまえばそれまでだが、ならばまず自らの力で知識を得て、考えを持てばいいだけのこと。無知である自分を放置していること(=無関心)こそ、恥ずべき行為とわきまえたいものである。

2014年2月20日

三浦海岸桜まつり

梅のシーズン真っ盛りと言った時節だが、三浦半島ではすでに桜が咲き始め、京急「三浦海岸駅」を中心に桜まつりが催されている。桜とは言っても「ソメイヨシノ」ではなく、早咲きの「カワヅザクラ」のこと。写真はお隣「三崎口駅」の近くで昨日撮影したものだ。雪の影響で開花が滞ったか、ちょうど三部咲きといったところ。


「カワヅザクラ(河津桜)」は1月下旬~2月にかけて開花する早咲きの桜。オオシマザクラとカンヒザクラの自然交配種とされている品種で、花はソメイヨシノよりも桃色が濃い。1955年(昭和30年)に飯田勝美という人物が静岡県河津町(かわづちょう)で原木を偶然発見したことが由来で、河津町の木にも指定されている。

ちなみに、三浦の河津桜は「三浦海岸まちなみ事業協議会」が街のシンボルになるようにと静岡県河津町から譲り受けた苗木を2000年から植え始め、約1千本の河津桜をここまで成長させてきたものだ。河津桜は花の時期が1ヶ月と長いこともあり、「三浦海岸桜まつり」は3月16日まで開かれている。一足早い春を愛でようではないか。

2014年2月18日

ようやく対策本部。

先週末からの大雪の影響で、野菜の価格が高騰している。収穫が遅れたり物流が滞ったため、東京都卸売市場では、千葉などが産地の「ネギ」が1週間前の30%以上、群馬などの「ほうれんそう」が40%以上値上がりしている他、大根やにんじんも軒並み上昇しているのだとか。


自宅近くの農産物直売所「すかなごっそ」では地元産のものが多いこともあって価格が高騰している印象はあまりないのだが、被害はイチゴ・ブドウなどの果物やトマト・きゅうりなどのハウス栽培にも広がっていて、被害額は200億円近くに達するなど過去最大の規模に及んでいる。

いまだに孤立集落が解消しないことなどを見るにつけ、今回の雪は単なる大雪ではなく、「災害」と呼んでもおかしくないだろう。政府は今日になってようやく「豪雪非常災害対策本部」を設置したが、明らかに事態を甘く見ていたと言わざるを得ない。いずれにせよ、様々に手厚くケアをお願いしたいところだ。

2014年2月16日

山梨が陸の孤島に!

週末に降った大雪の影響で、山梨県が「陸の孤島」と化している。オリンピック放送が優先され、あまり報道されていないが、鉄道はおろか、主要な道路も大半が雪で通行止になっており、取り残されたままの人もまだ多くいると見られる。最大積雪量は甲府市で113cm、富士河口湖町では143cmに達したが、除雪費用の不足で作業が間に合っていない自治体も多いのだとか。その結果、山梨県への物流が滞り、生鮮食品が届かないなどの影響が出ているという。


富士河口湖町の精進湖周辺にあるホテルでは宿泊客など150人程が大雪と雪崩で取り残され、電気、ガス、水道など全てのライフラインが完全にストップ。泊まっていた大学生などがSNSで状況を発信し続け、ようやく今朝になって偵察のため自衛隊が到着したのだという。本格的な救助活動はその後も続けられている。


写真は山梨県在住の方が、事の重大さを伝えたいと情報の拡散を目的に公開していたもの。山梨県は気温が夜になると氷点下に至る所がほとんどで、都心のように雪がすぐ溶けてくれることはないため、しばらくは「陸の孤島」状態が続くことになってしまいそうだ。オリンピックのメダル獲得の話題に湧くのはいいが、首都圏で起きているこうした深刻な災害があまり報道されないというでは困る。

※首都圏のエリア・・・関東地方(1都6県)+山梨県

2014年2月14日

雪の降る街を...

先週末に続き、今週も首都圏は大雪に見舞われ、夜になって各地に今年2度目の大雪警報が発令された。午後11時現在の積雪は、東京都心で13cm、横浜で22cm、山梨県の甲府ではなんと76cmを観測しているという。




この週末も事務所のある「恵比寿」に留まることになったのだが、ご覧のように「明治通り」はまるで雪国の道路のごとく真っ白に変貌している。この冬2度目とは言え、都心ではやはり交通機関の乱れは深刻で、鉄道では運転見合わせや運休が相次ぎ、道路も一般の車両はほぼ走れない状況。雪はまだしばらくは降り続くということで、積雪量はこれから更に増えていきそうである。ソチ五輪・フィギュア男子は楽しみだが、雪の状況が気になる所だ。

2014年2月12日

誇るべき10代の活躍

ソチオリンピック6日目、スノーボード男子でついに待望のメダルがもたらされた。しかも2つのメダルをいずれも10代の男子2人がもぎ取ったというのだから驚きだ。銀メダルの平野歩夢は15才、銅メダルの平岡 卓は18才である。残念ながら、スキージャンプ女子の高梨沙羅(17才)は4位、伊藤有希(17才)は7位入賞であったが、いずれにせよ皆恐るべき10代であることに違いない。そう言えば、フィギュアスケートの羽生結弦や村上佳菜子も10代の選手である。


日本は元気がなくなったと言われて久しいが、10代がこれだけ頑張ってくれている姿を見ると、日本もまだまだ捨てたものではないと力が湧いてくる。選手達の業績とは言え、やはり同じ日本人としてはこの上なく誇らしいことなのだ。

最近は外国人に「日本」の良さを様々に気付かされることが多い。世界に目を向けることも大切だが、我々日本人はもっと足元を見つめ、しっかり自らの価値を認めるべきなのではないだろうか。10代の男子2人がもたらした今回の快挙は、夜更かしをした多くの日本人に少なからず勇気と自信を与えてくれたに違いない。彼らの活躍に感謝!

2014年2月10日

K-POPと嫌韓論

私はK-POPが好きで専門のブログを運営しているが、決して韓国という国を全面的に支持している訳ではない。個人的にはそうした両方の感情が入り混じって当然と思っていたのだが、どうやら世の中のすう勢はもっと極端なものらしい。

土曜夜の情報番組で『嫌韓』の話題を取り上げていた。かつて独学で韓国語を学び、K-POPの大ファンだった女性が、2012年に李 明博(イ・ミョンバク)大統領が竹島に上陸したことをきっかけに「嫌韓論」が高まったことで、一気に韓国が大嫌いになったのだという。通いつめていた新大久保へもそれ以来全く足を運ばなくなり、今回取材で久々に訪れた韓国料理屋では、店主に対し政治的な不満をぶちまける始末…。


さらにその女性は、「K-POPが国策だと知って失望した」と声を大にして言っていたのだが、そんなことも知らずに傾倒したのであれば、それはあまりに無知であろう。韓国が2000年代に入りソフト産業で世界に打って出ようと映画・ドラマやK-POPに力を入れ、特に日本をターゲットにしていたことは客観的に見ていればわかること。大体、国策だったとして、それが何だというのだろう?その程度のことで「嫌韓」に転じてしまうのはあまりに浅はかなのではないだろうか。

日本人はマスコミに影響されやすいと良く言われるが、その代表格が今回の様な女性なのだろう。にわかK-POPファンの多くは、韓国の良いところや悪いところを何も知らずに、上辺だけに飛びついていたということ。おそらく、にわか嫌韓論者の多くも単にマスコミやネットの論調を鵜呑みにして、今さら韓国を嫌いだと言いだしているに違いない。

人間、好き嫌いがあって当然であるし、決して改心させようなどと言っている訳ではない。私はマイナス面があたかも全てであるかのような低能で稚拙な態度・考えを批判しているのだ。コミュニケーションにおいて、他者を全ての面で認めることはあり得ないし、全てを否定することもまたあり得ない。あり得ない…というより、そういう極端な見方をすることは危険なのだということを是非わかってもらいたいのだ。


日本人として、竹島は誰が何と言おうと日本のものであるし、朴 槿恵(パク・クネ)大統領の「告げ口外交」や韓国政府が世界で行っている「独島キャンペーン」も気に食わない。アメリカの韓国系住民が、全く関係のない場所で「慰安婦像」を立てたことも理解しがたいし、アメリカで使われる教科書の「日本海」の表示に「東海(トンへ)」を併記するよう米国の州議会に申し出る行為にも違和感を感じている。

このように書くと、私は確実に「嫌韓論者」ということになるが、これだけ受け入れがたいことがあっても、私のK-POPへの興味が揺らぐようなことは全くない。もっと言えば、それとこれとを分けて考えられないことの方が私にとっては理解しがたいことなのだ。「K-POP好きの嫌韓論者」がいてもいいではないか。自戒の念も込め、皆さんにも物事の価値判断について改めて考えて頂きたい。

2014年2月8日

13年ぶりの「大雪警報」


午後1時現在、東京都心でも7~8cmの積雪を観測。恵比寿にある個人事務所のベランダにも確実に雪が積もってきている。普段の週末は三浦半島の自宅に帰っているのだが、この状況ではさすがに車も動かせず、帰れない。東京23区に「大雪警報」が出されたのは13年ぶりのこと。雪はこれからがピークだそうだ。皆様もどうかご注意頂きたい。

2014年2月6日

服部さんですよね??

先日、ニッポン放送の泊まり明けでバスに乗っていると、隣に座っていた親子連れが私に声をかけて来た。見たところ、30代後半くらいのご夫婦で、お子さんは高校生くらいか。東京駅からバスに乗り、「東京タワー」へ向かうようだ。

「どこかでお会いしましたっけ?」


そう問いかけたところ、ご主人がハツラツと話し出した。どうやらお二人とも私のことを知っているらしい。彼らは新潟から観光でやって来たご家族で、奥様は昔私が新潟でパーソナリティを務めていた音楽番組のリスナーだったのだという。24才で結婚され、予測通りお子さんは高校2年生だそうだ。

さらに驚いたのは、なんとこのご夫婦、当時番組で催したライブイベントで知り合ったのだとか…。そんな形でこの家族のきっかけを作ったのかと思うと何とも感慨深い。20年前、見知らぬ土地で試行錯誤しながら番組を作っていた頃が鮮明に思い起こされる。5分と短くはあったが、仕事への思いを新たにさせて頂いた。貴重な出会いに感謝したい。

2014年2月4日

白ちゃんぽんうどん


オリンピック開催に合わせ、「日清どん兵衛」に『白ちゃんぽんうどん』なるラインナップが登場。雪をイメージしたパッケージが目を引く季節商品だ。ちゃんぽんではあるが、どちらかと言うと味があっさりとしているので、好みでごま油やラー油を加えてもいい。さあ、ソチ冬季オリンピックの開幕まであと3日。がんばれ、ニッポン!

2014年2月2日

東京タワー、午後5時。

「赤羽橋駅前(港区三田一丁目)」のバス停から臨む東京タワー。有楽町のニッポン放送へ向かう途中、乗換でバスを待っている時に撮影したものである。


今日の日本列島は全国的に気温が上がり、宮崎では25度を超える夏日を記録したところも。東京都心の最高気温は13.3度ではあったが、明日は今日よりも5度近く高い18度の予想も出ている。このまま春へ…とはいかないようだが、ポカポカ陽気というのはやはりうれしい。