2013年9月13日

富士銀行?さくら銀行?

先日、CMナレーションのレッスン中に驚くことがあった。課題で扱った「みずほ銀行」の前身をほとんどの学生が知らなかったのである。5年ほど前は数人が手をあげてくれていたと思うのだが、今年はほぼ全滅といった状況。


「みずほ銀行」は2002年、「第一勧業銀行」「富士銀行」「日本興業銀行」が合併し、「みずほ銀行」と「みずほコーポレート銀行」に再編される形で誕生。この2行は今年の7月に統合され、新体制の「みずほ銀行」となっている。全国規模の都市銀行であることを考えれば、20歳を迎えようという彼らが知っていてもおかしくはない事実だ。

他のメガバンクについて申し上げると、「三井住友銀行」は「住友+さくら(三井+太陽神戸)」、「三菱東京UFJ銀行」は「三菱+東京+UFJ(三和+東海+東洋信託)」、「りそな銀行」は「大和+あさひ」という組み合わせ。


雑学の域ではあるが、銀行名のみならず、生命保険会社名、プロ野球の球団名、省庁名、政党名、市区町村名などを振り返ってみるのも面白い。何百年も前の日本史を学ぶより、こうした近・現代の知識の方がよっぽど有効であると思うのは私だけだろうか。