2019年2月7日

千島の奥も台湾も

今日は「北方領土の日」。そこで領土に絡んだネタを一つ。日本では別れの曲の定番となっている「蛍の光」だが、2番まですらすら歌える人は少ないだろう。普通は1番しか歌わない。だが、実はこの曲には3番と4番があるのだ。 


蛍の光
スコットランド民謡「オールド・ラング・サイン(懐かしいあの頃)」より/作詞:稲垣 千穎(ちかい)

蛍の光 窓の雪 ふみ読む月日重ねつつ
いつしか年もすぎの戸を 開けてぞ今朝は別れゆく

とまるも行くも限りとて 互み(かたみ)に思う千万(ちよろず)の
心のはしをひとことに 幸く(さきく)とばかり歌うなり


筑紫(ちくし)のきわみ 陸の奥(みちのおく) 海山遠くへだつとも
その真心はへだてなく ひとえに尽くせ 国のため

千島の奥も沖縄も 八洲(やしま)のうちのまもりなり
いたらん国にいさおしく つとめよわがせつつがなく


ご覧の様に戦時下の色合いが強いものとなっている。4番の歌詞は日清戦争、日露戦争で領土が広がっていく度に「台湾」「樺太」などと歌詞も変更されていったのだという。戦後歌われなくなったのも無理はない。