2011年5月10日

1.羽田から北京へ

毎年恒例の両親を連れての旅。今年は中国の北京・天津を回り、帰りに伊勢神宮と沖縄に立ち寄るという行程。出発は去年オープンしたばかりの羽田の新国際ターミナルから。


このターミナル、確かにきれいではあったが、成田の便を全て持ってくるほどのスペースはない。しばらくは利用客の多い便に限ってということにならざるを得ないだろう。
 

出発までの間はラウンジでのんびり。ちなみに、空港には航空会社単体のラウンジとクレジットカードの上級会員などが利用できるラウンジがある。


出発時間が近付く。羽田から北京までの飛行時間は3時間と少し。都心から成田空港まで移動することを考えると、北京までの距離が相当縮まった印象だ。


飛行時間が3時間半程度とは言え、北京への便は国際線なので、しっかり機内食が振舞われる。この日のメニューは京都のおばんざいセット。おにぎり、味噌汁、アイスまで付いていた。


昼過ぎ、無事「北京空港」に到着。空港内のコンビニ(便利店)でミネラルウォーターを購入する。空港内は値段が抑えられているらしく、1本1.5元(20円)と爆安であった。


タクシーで北京市内の中心部にあるホテルへ。フランス資本のホテルということもあり、ヨーロッパ人の姿が多い。ちょうどエールフランスの乗務員もチェックインするところであった。


荷物を部屋において早速市内へ繰り出す。北京の街には多くの清掃員が配置されていて、ゴミが散乱しているようなことはない。オリンピックをきっかけに市民の意識も向上したのだろう。


北京市内には無機質な雰囲気のビルも多いが、ご覧のような歴史を感じさせる洋館が数多く見られる。この写真を見る限り、ここが中国であることを忘れてしまうほどだ。


歩くと30分ほどの場所にあるという「天安門」へ向かう。タクシーで行けばいいのだが、実は天安門前では車が止まれないとのことで地下鉄を利用することに…。


現在、北京市内の地下鉄は14路線。オリンピックをきっかけに多くの路線が整備された。運賃はどこまで乗っても一律2元(26円)。日本とは物価が違うとはいえ、交通費の安さには驚きだ。


ここが、写真でよく見る「天安門」だ。中央には「毛沢東」の大きな肖像画が飾られている。門をくぐると、そこは「故宮博物院」。北京を代表する観光スポットである。
 

夕方急に雨が降り出す。傘を持ってこなかったので、天安門脇の並木道で雨宿り。道行く人たちを見ているだけでも結構楽しい。警察官だけでなく、人民軍の人たちも慌ただしく動き回っていた。

 
北京の街を歩いていて感心したのは、自転車・バイクのレーンがきちんと分けられていること。未だに車道を堂々と走っている姿も見受けられるが、比較的ルールを守っている人が多い。
 

タクシーが拾えないので、やはり帰りも地下鉄を利用。中国でも翌日から連休で、既に地方から沢山の人たちが北京に観光でやって来ている。券売機を生まれて初めて見るという人も多いようだ。


市内で食事を済ませた後、ホテル近くの売店で、飲み物とお菓子を購入。電卓に表示された49元(650円)を支払う。これが「ぼったくり」であることにホテルへ戻ってから気付く我々であった(笑)

次回へ続く