2012年12月12日

携帯ルールの東西比較

東京と大阪で習慣が違うものとして有名なのが、エスカレーターの乗り方。東京では左側に寄って右の方を空けるが、大阪ではその逆。大阪万博の時に世界基準に合わせて左を空けるようにしたのが定着したと言われている。


もう一つ大きく違うのが、電車内での携帯電話に関するルール。大阪では「電源オフ車両」が最後尾(先頭)に1両設置されているが、東京では全車両の優先席付近を電源OFFのエリアとして設定している。

東京でも数年前、1両おき(偶数か奇数)に電源オフ車両が設置されたことがあったが、その後各社ともルールを変更。現在は優先席付近の吊革の色を変えて、そのエリアを電源OFFエリアに設定している。おそらく1両おきではOFF車両が多過ぎて定着しなかったのだろう。ちなみに、女性専用車両は1両だけにしたこともあってか定着している。


個人的には「1両おき」や「エリア設定」より、「電源OFF車両」の方がベターであるとは思うが、いずれにせよ、結局は利用者ひとりひとりのマナーの問題だ。通話はもとより、不快な操作音・着信音やヘッドホンからの音漏れも「公的空間」と「私的空間」を区別できない輩の愚行だと言わざるをえない。