2014年2月20日

三浦海岸桜まつり

梅のシーズン真っ盛りと言った時節だが、三浦半島ではすでに桜が咲き始め、京急「三浦海岸駅」を中心に桜まつりが催されている。桜とは言っても「ソメイヨシノ」ではなく、早咲きの「カワヅザクラ」のこと。写真はお隣「三崎口駅」の近くで昨日撮影したものだ。雪の影響で開花が滞ったか、ちょうど三部咲きといったところ。


「カワヅザクラ(河津桜)」は1月下旬~2月にかけて開花する早咲きの桜。オオシマザクラとカンヒザクラの自然交配種とされている品種で、花はソメイヨシノよりも桃色が濃い。1955年(昭和30年)に飯田勝美という人物が静岡県河津町(かわづちょう)で原木を偶然発見したことが由来で、河津町の木にも指定されている。

ちなみに、三浦の河津桜は「三浦海岸まちなみ事業協議会」が街のシンボルになるようにと静岡県河津町から譲り受けた苗木を2000年から植え始め、約1千本の河津桜をここまで成長させてきたものだ。河津桜は花の時期が1ヶ月と長いこともあり、「三浦海岸桜まつり」は3月16日まで開かれている。一足早い春を愛でようではないか。